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蓮舫さんの「2位じゃだめなんでしょうか」発言、文脈を見たら正しいこと言ってた

Twitter,政治

■Twitterより

■以下、読みやすいようにツイートから引用

 「世界一のスパコンが絶対に必要だと説明しているが、開発は混乱しているし、同時期にアメリカのスパコンも計画されている。2位になった場合、この計画の意義はなくなるのか。2位になった場合の、税金の使い途としてのリスクヘッジはどうなるのか」

 つまり、このままでは2位になりそうだけど、2位になった場合の事業の価値について全然説明してない。「だったら、計画を一旦止めて、1位になれる計画に仕切り直すべきじゃないのか。それとも2位でも続ける価値があるのか」といくら聞いても、文科省は具体的に答えてない。

蓮舫「で、アメリカに負けたらどうするんですか」
文科省「がんばります」
体育会系かよと。

 このあと、蓮舫氏は「世界一を取ることと、スパコンの研究をすることと、どちらが重要なのか」と質問して、文科省から「研究です」という回答を引き出してる。つまり「たとえ2位でも続ける必要がある」と答えを出してる。

 で、せっかく「2位になるかもしれなくても、計画を続ける意義はある」という方向に話を進めてるのに、また文科省は「でも、1位じゃないとダメなんです」と話を戻してしまう。

 ちなみに、散々使われてる「2位じゃダメなんですか」の前後はこう。「世界一のスパコンで国民に夢を与えたいってのは否定しないけど、現にアメリカに遅れてるでしょう。2位じゃダメなんですか」と。で、理研が「世界一でないと」と答えたので「さっきからそれしか答えてない」と怒られてる。

 理研は一貫して「科学は世界一でないとダメなんです」とだけ言っていて、仕分け側は「でも2位になりそうなんでしょう、その場合どうなるんですか」と質問するという禅問答になってる。で、仕分け後に「科学は世界一でないとダメなんです」と記者会見したわけで、理研はずっと一貫してる。

 つまり、この事業仕分けは「世界一になれなかった場合、税金は無駄になるのか」という質問に対して、理研も文科省も「がんばります」としか答えなかったので「一旦止めて仕切り直し」という結論になってる。

 つまるところ、この事業仕分けで文科省が言うべきだったのは「たとえ結果的に2位になったとしても、世界トップクラスのスパコンは我が国に絶対に必要だし、世界一を目指した開発自体にも意義がある」という説明だったのに、「世界一にならないとダメなんです」という説明に固執してしまった。

<このツイートに対する反応>

当時、他の事業との兼ね合いで優先順位を考えての発言だったはずですよね。マスコミが一部分だけ切り取って報道してた。

要は,センセーショナルな言葉を切り取るマスコミとそれを信じる国民の問題ですね.

昨晩のNHKニュースで、開発者が、蓮舫氏の発言を受けて一位を狙うのではなく、社会の役に立つスパコンの開発を目指したと言っていた。

まったくその通りで、蓮舫氏の発言は合理性のあるものであったと認められていたはずですが、いつの間にか科学者軽視の妄言に印象操作されていますね。
民主党政権になる前の自民党時代にも「1位を目指す必要があるのか」と疑義を提示されています。

ほんとコレ。
この件については自分の仕事に金を使う根拠を理研が示すべきで、あわよくば予算拡大も出来た。
研究者の人から「研究者に必要なのは研究者としての実力と予算を勝ち取ってくる事だ」と言われて事業仕分けの理研のダメさが分かった(研究者としてでは無い)。

蓮舫氏のことははっきりさせて欲しい疑惑とか在りすぎて信用できないが、流石にこの件に関しては蓮舫氏のほうが正しいわ…
マスコミや周りの反応が正しいと思ってたわ…


結局、ネット民もマスコミの発言の切り取りに踊らされていたということか・・・

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