【告白】京アニ放火殺人事件の容疑者の治療にあたった医師、繰り返し罪に向き合うよう諭す
青葉容疑者、死亡率９５％超だった…懸命に治療した医師「君も罪に向き合って」
「青葉容疑者の治療に力を尽くしたのは、被害者と真相解明のためだ。罪に向き合ってほしい」。近畿大学病院（大阪府大阪狭山市）で約４か月、治療にあたった医師の一人が読売新聞の取材に経緯を語った。
熱傷患者の専門治療ができる同病院に、容疑者がヘリで搬送されてきたのは事件２日後の昨年７月２０日。やけどは全身の９割超に及び、最初に搬送された京都市内の病院では手に負えなかった。当時の症状から計算した死亡率は「９５％超」。医師は「救命は難しいかもしれない」と感じた。
実施したのは「自家培養皮膚移植」と呼ばれる治療法だった。焼けずに残った部分の皮膚の細胞を培養で増やしてシート状にし、やけどした部分に移植する。培養に３～４週間かかるため、この間の全身管理が難しい。皮膚の機能がなくなると体内の水分が失われるほか、感染症にかかりやすく、死亡リスクもある。
青葉容疑者は、事件時に身に着けていたかばんのひもの下や、足の付け根などに、わずかに正常な皮膚が残っていた。数センチ角の皮膚を切り取り、専門の業者に頼んで細胞を培養。その間、やけどの激しい部分の皮膚を取り除いては、動物のコラーゲンでできた「人工真皮」を貼り付ける手術を繰り返した。
青葉容疑者は近大病院でのリハビリ中、「意味がない」「どうせ死刑だから」「（自分は）意味のない命」などと投げやりな態度を見せた。食べ物の好き嫌いも激しく、病院食を拒むことも多かった。
しかし、この医師が「私たちは懸命に治療した。君も罪に向き合いなさい」と繰り返し諭し、リハビリをさせると、次第に態度の変化も見られた。
＜ネットでの反応＞
素晴らしい医師や医療に触れることによって、犯人の考え方が変わることを願う。
医師としては、優しさというよりも正義や執念からの行動だと思うけれど。生きて償えと。
こういうのを見てると医療チームの執念がひしひしと伝わってくる。
どこまでも届いて欲しい想いだな。
はっきり言って9割熱傷は死刑よりきついと思う。実習のとき、毎日の傷洗浄（デブリドメン）に耐えられなくて泣き出した外国人男性を見たことがある。
過去に全身火傷をおったレーサーの大田哲也さんの本を読んだら、火傷をおって皮膚のカサブタを除去するのに薬品が入った風呂で全身を洗われるらしいんだけど、｢殺してくれ｣と懇願する位の激痛らしいぞ
京アニ好きの医者の友人も複雑な顔をしながら、「批判されても死刑が待っていても目の前の命は助けなきゃいけない。」と事件直後に語っていたのを思い出す。
命を救ってくれた医療関係者の方々に敬意を表します。
死亡率95%超をひっくり返してくれてありがとう。
これで何も分からないまま、死に逃げするのを阻止できた。
しっかり罪を自覚して死刑になって。
お医者さんが救ってくれた命、自らが犯した罪にしっかりと向き合ってほしいですね